マイホームは後悔だらけ!?住宅ローンなど3つの失敗パターンを解説

年代によってある程度価値観は変わるでしょうが、「マイホーム」が男の夢というイメージは強いのではないでしょうか。正に一生の買い物と言えるでしょう。

だからこそ失敗したくないというのは当たり前の感情で、多くの人は事前に色々と調べた上でマイホームを購入するのですが、生活環境の変化やローン返済の苦労など実際に購入してみないと分かりにくいことも多々あります。

この記事では、これからマイホームを建てようとしている人が同じ轍を踏まないように、「家を買うのに失敗した…」と後悔したあるあるのパターンについて紹介します。

1.住宅ローンの返済

マイホームを建てるにあたり、ほとんどの人が利用するであろう住宅ローン。借入先にもよりますが、住宅金融支援機構の「フラット35」に代表されるように、35年が最長とされることが多いです(フラット50という50年返済の住宅ローンもあります)。

もちろん返済の見込みがあるからこそ30年、35年などの長期ローンを組むわけですが、そのローンが思いもよらぬ重石になることも…。

例えば収入面。共働きで生計を立てる前提だったのが、妻が体調を崩し働けなくなった、夫の就業先が倒産したなどの理由から急に世帯年収がガクッと下がることがあります。

また、育児費用を低く見積もっているパターンも少なくありません。子どもの年齢により年間の育児費用は異なるのが一般的で、内閣府が行った平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査によると、以下の金額が相場となります。

年額 月額換算
未就学(未就園)児 843,225円 70,268円
保育所・幼稚園児 1,216,547円 101,378円
小学生 1,153,541円 96,128円
中学生 1,555,567円 129,630円

調査後(令和元年10月)に始まった幼児教育・保育の無償化によって未就学(未就園)児や保育所・幼稚園児の育児費用は下がっていることが予想されますが、子ども一人につき数千万は下らないと言われるこの育児費用が、住宅ローンの支払いを苦しくするケースは多いのです。

将来の世帯年収が分かれば苦労しないですが、「何が起こるか分からない」ということを念頭に余裕を持った住宅ローンの返済計画を立てることをおすすめします。

2.家族構成や転勤などによる環境の変化

購入した当初は「ベストの立地!ベストの広さ!」と思っていても、子どもの成長や第二子、第三子と子どもが増えていくにつれて「あれ、部屋が足りなくなってきた…」となることがあります。成長していくにつれて子どもは一人部屋を欲しがるようになり、「もう一部屋、二部屋増やしておけば…」と後悔することも珍しいことではありません。

また、仕事の都合で転勤の辞令が下ることもあります。マイホームを建てた場合、選択肢は2つ。家族と一緒にいることを優先して家を手放して家族ごと引っ越しをするか、家族の環境の変化をリスクとして単身赴任を選ぶかです。(賃貸に出す選択肢は前者に含んでいます)

終の棲家として時間や手間もかけてマイホームを建てたのにも関わらず、途中で手放すか年の殆どを別の借家で過ごすというのは、「仕事だからしょうがない」という建前はあるにしても後悔のタネとなりがちです。

そのため、貸家として出すことまで想定して家の内装や立地を決める人もいます。そこまでするべきとまでは言いませんが、「今の自分たち」だけではなく「将来の自分たち」が気持ちよく暮らせるよう、思いつく限りの様々なケースを想定した上で立地や間取りを決めるべきでしょう。

3.ご近所付き合い

家の間取りや立地に満足している場合でも、外的要因によってその家が住みづらくなってしまうケースがご近所付き合いです。

賃貸とは違い、土地や建物を購入すると自治体の参加などの所謂「ご近所付き合い」が多くの場合は発生します。マイホームを建てた場合、新人としてその土地に入ってくることになるでしょう。そのことを意識せずにご近所付き合いを避けていると、付き合いが悪い家・人となりが良くわからない家として、知らぬ間に村八分状態になっていることも。

ご近所からの評判が低いと、自他問わずちょっとした過失が長期に渡るトラブルの種になります。結果、その土地に住みづらくなりローンが残っているにも関わらず引っ越しせざるを得ないということが起こるのです。(中には裁判沙汰になることも…)

また、騒音や異臭、駐車など、自分たちの非ではないにも関わらず隣人の生活スタイルがストレスになることもあります。「隣人ガチャ」という言葉がある通り、事前に聞き込みなどで調査しない限りは住んでみないと分からないというのが隣人の情報です。

引っ越し後にスマートにその土地に馴染むためにも、隣人によるストレスのリスクを知る意味でも、マイホームを建てる前には「周辺調査」を行っておくことをおすすめします。

マイホームで後悔しないためには入念な事前調査と人生計画を

前提として、どれだけリスクヘッジをしても、致し方ない理由から売却したり貸家にしたりという可能性は消すことはできません。しかし、入念な事前調査と人生計画を立てるのは、その可能性を減らすことに繋がるでしょう。

持ち家、マイホームはその人の資産になります。建てたあとに後悔しないように、時間をかけて検討することをおすすめします。