隣人ガチャを避けるための「近隣調査」の方法とそのリスク

新居への引越しの際、周りの商業施設や周辺の治安など住環境を気にする人は多いでしょう。ですが、インターネットを見るだけでは分からないのが隣人の情報です。

騒音やゴミ出し、駐車位置など隣人によっては思いもよらないトラブルに見舞われます。せっかく一戸建てやマンションを購入したにも関わらず、最悪裁判沙汰や引っ越しを余儀なくされることもあり、快適な住環境には隣人の存在は避けて通れないのです。(賃貸の場合も同様ですが、ここでは”よりリスクが高い方”として一戸建てやマンションの購入の場合を対象に話を進めます)

もちろん人間同士なので相性の要素も強く、それも含めて実際に住んでみないと分からないといった認識から、スマホゲームの用語に例えられて「隣人ガチャ」という言い方もされています。

ですが、せっかく色々と調べてお金もかけて手に入れた自分の家にも関わらず、運に任せるという要素を残すのは非常にもったいないと思いませんか?

運に頼らず隣人ガチャを避けるためには、引っ越しを決める・家を購入する前に「近隣調査」を行うという方法があります。

近隣調査とは

近隣調査とは、聞き込みを中心に対象となる土地・物件の隣人含めた近所について「どのような人たちが住んでいるのか」「どのようなトラブルのリスクがあるのか」を調べることです。

もしかすると、家の購入前に近所の様子を何回か見に行ったことはあるという人もいるかもしれません。ですが、それだけで隣人の家族構成が分かるでしょうか?また、一見静かに見えても近所の人がたまたま旅行で家を空けていたという可能性はないでしょうか?

日夜何日も見張るということは現実的ではなく、数回の現地訪問で分かる情報としては限られたものとなるでしょう。つまり、直接近くに住む人に話を聞いてみないことには十分な近隣調査とは言えません。

近隣調査で聞き込むべき内容は、主に以下の3つです。

  • 近隣住人の人となりや家族構成
  • ご近所のルール
  • 過去のトラブルや通報歴

これらの情報が事前にわかると、隣人ガチャを避けられる=引越し後のトラブルのリスクを軽くするという以外にも、予めご近所さんの人となりや自治体での役割、自治体のルールなどが分かることで引越し後の人間関係が円滑に進みやすいというメリットがあります。この2つが近隣調査のメリットと言えるでしょう。

とはいえ、一番重要ながらも聞き込みの難易度が高いのが、一番上の「近隣住人の人となりや家族構成」です。プライベートなことなので、素人が正面から聞くというのは相当なハードルの高さがあります。詳しくは後述しますが、あまり根掘り葉掘りと聞いてしまうと自分が怪しまれるというリスクもあります。

もし自分で近隣調査を行うのであれば、基本的にはその土地に長く住んでいると思われる年配の方や商店の人などに話を聞くのが手っ取り早いでしょう。近所に交番があれば、警察官に話を聞くのもありですね。

近隣調査を自分で行うリスク

上で紹介した内容を自分で聞き込む場合には、聞き込むという行為自体が引越し後のトラブルの種になるリスクを抱えることを覚えておく必要があります。

自分が相手の立場だとして、突然見知らぬ相手が「今度引っ越してくるかもしれないので、周りの人の家族構成やトラブル歴などを知りたい」と尋ねられたら、「この人、恐らく面倒くさい人だ」と思いませんか?そうでなくとも、自分のことも疑われているかもしれないと思ったらあまり良い気持ちにはならないはずです。

つまり、近隣調査を行っていると露呈した時点で、引越し後のご近所さんとの人間関係の構築がマイナスから始まる可能性があるのです。

近隣調査自体にはメリットがありますが、自分で行うにはリスクが大きすぎるというのが結論です。ごく一部の不動産屋では近隣調査を行ってくれるところもありますが、基本的には聞き込みの上手い第三者に代行してもらうのがおすすめです。

近隣調査の依頼の選択肢は主に2つ

近隣調査を第三者に依頼する場合、選択肢としては探偵事務所(興信所)に頼むか、専門の調査サービスに頼むかの2択になるでしょう。おすすめは後者の方で、MR探偵事務所というテレビにも出たことのある有名な探偵事務所グループが運営する「トナリスク」という近隣調査専門のサービスがあります。

依頼者の近隣調査であることが分からないよう、聞き込みのプロが近隣住人からの聞き込みや現地視察、役所・警察からの情報収集を行ってくれます。

探偵事務所・興信所にも同様の依頼はできますが、その場合は30万~50万ほどの費用感になるため、5万円から依頼できるトナリスクの方が安価に近隣調査を行うことができます。

隣人ガチャを避けたい人は、検討してみてはいかがでしょうか。